2018-02-01

Oracle 非CDB(Non-CDB)はいつまで使えるのか

Oracle 非CDB(Non-CDB)アーキテクチャは、12c から非推奨となっているのですが、いつまで使える(サポートされる)のか現時点の情報をまとめておきます。

まず、日本語版の「Oracle® Databaseアップグレード・ガイド 12cリリース2 (12.2) 」

Oracle Databaseアップグレード・ガイドのこのリリースでの変更

The new release of Oracle Database provides improvements to upgrade performance, automation, and reporting.

には、

  • 非CDBアーキテクチャの非推奨
    非CDBアーキテクチャはOracle Database 12cリリース1では非推奨で、Oracle Database 12c リリース2より後ではサポートされず、使用できない場合があります。

との記載があります。

一方、英語版の ”Oracle® Database Database Upgrade Guide 12c Release 2 (12.2)”

Deprecated Features in Oracle Database 12c Release 2 (12.2)

Review the deprecated features listed in this section to prepare to use alternatives after you upgrade.

には、

  • Deprecation of Non-CDB Architecture
    The non-CDB architecture was deprecated in Oracle Database 12c. It can be desupported and unavailable in a release after Oracle Database 19c.

との記載があります。

英語版の日付は “December 2017” になっているのに、日本語版は「2017年7月」になっているので日本語版はアップデートされていないようです。近いうちにアップデートされるのかな、と思います。

昨年 18c の発表がありましたが、18c ではなく 19c より後はサポートされないと書いてますね。英語で “after Oracle Database 18c” と書いた場合、「通常」18c は含まれないので “after Oracle Database 18c” で良いと思うのですが、18c まではサポートするということを明確にするため、わざと “after Oracle Database 19c” と記載しているのかもしれません。

こちらは、Oralce の Mike Dietrich さんのブログなのですが、”after Oracle Database 12c Release 2” と書いてあるのに、”12c Release 2” から非CDB構成が使えなくなる(サポートされなくなる)という誤解が結構あったみたいですね。

Non-CDB architecture still exists in Oracle Database 12.2.

Non-CDB architecture still exists in Oracle Database 12.2./ Oracle 18 / Oracle 19. The statement yet about non-CDB disappearing in the near future.

また、非CDBのニーズが思ったより強かったので、18c までサポートすることになったのかもしれません。(推測です。)

まとめ

非CDB(Non-CDB)アーキテクチャは 18c まではサポートされそう。


注: 最新・正確な情報はご自身でご確認ください。

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