2018-02-23

Oracle CONNECTおよびRESOURCEロールのまとめ

Oracle Database 10g R2 から「最低限の権限」原則により CONNECT および RESOURCE ロールは非推奨となった。

Oracle Database セキュリティ・ガイド 10gリリース2(10.2)- 認可: 権限、ロール、プロファイルおよびリソースの制限

注意:
CONNECTおよびRESOURCEロールは、将来のOracle Databaseのリリースで非推奨になる予定のため、使用しないでください。 CONNECTロールが現在保持している権限は、CREATE SESSIONのみです。

なお、非推奨ではあるものの Oracle 12g R2 でも CONNECTおよびRESOURCEロールは事前定義されている。

Oracle® Databaseセキュリティ・ガイド 12cリリース2 (12.2) - Oracle Databaseのインストールで事前に定義されているロール

CONNECTロール

前述の引用にもあるとおり 10g R2 からCONNECT ロールの権限は CREATE SESSION のみになったが、それ以前は以下の権限が付与されていた。

Oracle Database セキュリティ・ガイド 10gリリース2(10.2)- CONNECTロール変更への対処

  • ALTER SESSION
  • CREATE CLUSTER
  • CREATE DATABASE LINK
  • CREATE SEQUENCE
  • CREATE SESSION
  • CREATE SYNONYM
  • CREATE TABLE
  • CREATE VIEW

Oracle 12c から CONNECT ロールに新たに SET CONTAINER 権限が付与されているようです。

RESOURCEロール

RESOURECE ロールに付与されている権限は以下のとおり。

Oracle® Databaseセキュリティ・ガイド 12cリリース2 (12.2) - Oracle Databaseのインストールで事前に定義されているロール

  • CREATE CLUSTER
  • CREATE INDEXTYPE
  • CREATE OPERATOR
  • CREATE PROCEDURE
  • CREATE SEQUENCE
  • CREATE TABLE
  • CREATE TRIGGER
  • CREATE TYPE

Oracle 12c R1 から RESOUCEロールは UNLIMITED TABLESPACE 権限を付与しなくなった。

Oracle® Databaseセキュリティ・ガイド 12cリリース1 (12.1) - Oracle Databaseセキュリティ・ガイドのこのリリースの変更

このリリース以降、RESOURCEロールがデフォルトでUNLIMITED TABLESPACEシステム権限を付与しなくなりました。このシステム権限をユーザーに付与する場合、手動で付与する必要があります。

なお、 UNLIMITED TABLESPACE はロールに付与することはできないので以下のように直接ユーザに付与する。

GRANT UNLIMITED TABLESPACE TO username;

参考

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